ずっと昔からの夢だった、
念願のロシアバレエの<牧神の午後>などを
観に行って参りました☆
<牧神の午後>
音楽は、
Debussyドビュッシーが1982年30才の時に着手。2年後に完成。
マラルメの詩<牧神の午後>に着想して書かれました。
初演は、
管弦楽曲版は1894年にパリで。
バレエ版は1912年にニジンスキー振付けでシャトレ座で。
ちょうど、私が最初に渡仏した2日後ぐらいに、
初めて恐る恐る慣れないパリで
シャトレ座にコンサートを聴きに行ったとき、
この初演当時の牧神の姿のNijinskyの写真が廊下に飾られていたのを
思い出しました。
私は、それを見て自分の勉強したかった芸術のイメージと重なり、
「そうだ!私はずっとこういうのを勉強したかったんだ!。。」
という思いが湧き上がり、
不安な思いだらけだった留学生活が、
急に希望がすこし見えてきて、
わくわくしてきたのを覚えています。
大事な思い出です。
こちらはそのニジンスキー☆1912年の映像
映像はあまり残されていませんでした。
もっとニジンスキーの資料が見たかったです。
こちらは照明も舞台も踊りも、しっとりバージョン。
ダンス:Rudolph Nureyevさんの 'L'apres-midi d'un Faune'
同じ振り付けでも踊る人によってこんなに違うのですね。
ちなみに、先日のNikolai Tsiskaridzeさんの牧神の踊りは
また違って、舞台美術も含め、
明るくもっと軽くモダンでキュートな感じで
特にNymphe役のTatiana Tchernobrovkinaさんと
ターンしたときの二人の両腕の動きが素敵な微妙なニュアンスで
本当にキュートで、私はとても好きでした。
以前、師匠のMichel Moragues氏がこの曲をレッスンしているのを
そばで聴講させていただいたことがあったのですが、
独特のフランス人の解釈で、
当時のフランスに着たばかりの私には
なかなか感覚として理解が自然に出来ず、
とても難しく感じたのを覚えています☆