Wednesday 14 March 2012

大江氏の記事も載っていた2011年3月17日のル・モンドの記事

震災後、日本を振り返ったフランス、ルモンド紙
(個人的には右も左も極端に決めていないのですが、
このルモンド紙はフランスでは割と右よりでしょうか。。多分。)
の2011年3月17日の記事が載ったサイトを見つけましたので
ご参考に→
http://www.seyth.com/ressources/quake/Le_Monde17032011.pdf

先日ご紹介させていただいた、
大江氏の記事も下のほうに載っています。

追伸:14日のパリ2区役所 鎌田氏の集まりについて

先日ご紹介させていただいた本日14日のパリ2区役所で行なわれる
鎌田氏の演説、
知り合いから頂いた日本語の情報のみだったので
その後、自分でパリ2区役所に電話等して調べたのですが、
大江健三郎氏が来られるかどうかは定かでは無いと思うので
一応お知らせさせていただきました☆

なぜかというとフランス語の記事では
「大江氏と共に反原発について活動をしている、、」という鎌田氏の紹介が多々あるだけで
この会については、大江氏について「出席」という言葉が見当たらないからです。

多分その文章を、知人に送った日本人の財団の方が
「一緒にくる」と訳し間違えた可能性もないこともないな、、
と推測したりしています。

(確かにパリで行われるSalon du Livre(この展示会場以外でも
いろいろな文化施設が取り組んでいる文学の週間、展示会)に
大江氏が来られるというお噂はお聞きしました。
なのでもしかしたら本当かもしれません。。)

ですのでもし間違っていたらごめんなさ~~い☆

場所はパリ2区役所
1階の結婚の儀の部屋ということです。


ではよい一日を~♪

Sunday 11 March 2012

9日、パリのノートルダム大聖堂にて行われた

東日本大震災への追悼ミサに参加させていただき、

そしてその直後に行われた佐渡裕氏指揮、スーパーキッズ・オーケストラの

復興のためのミニコンサートも拝聴させていただきました。



このオーケストラ、

神戸の震災後に建てられた兵庫県立芸術文化センターで

佐渡裕氏の指揮、芸術監督のもとに作られた

小学生から18歳までのオーケストラ。



最初は神戸の復興への祈りの中から活動は始まり、

今は被災地から被災地、様々な場所へ温かい音楽を被災地神戸発信のオケが伝えにいければ、

そして様々なところで演奏しその活動、集まってくださる方がたを通して

世界が今でも被災地を応援しているということを現地、被害者の方がたにも

知っていただければ、とのこと。

(佐渡氏のインタビューを遠巻きから拾い聞いた私の勝手な解釈ですが。。)







当日みなさん空港から直行での演奏だったらしいですが、

子供たちの集中力、音、本当に素晴らしかったです。

もちろん佐渡氏の統率力、とても温かい音楽性の指揮も。

そして子供、青年たちの音は純粋でまっすぐで透き通っていて心が洗われました。





そしてコンサートで教会の響きの中で素敵だった曲たち。。

J.S.Bach<Air(G線上のアリア)>



<見上げてごらん夜の星を>








その他、今後のパリでの震災追悼などの関連行事。

ご参考に。

(知り合いから教えていただいた情報を以下にコピーさせて頂きます)





3月11日(日)

*トロカデロ広場にて早朝6時46分

 (日本時間14時46分18秒)に黙祷が行われます。



3月14日(水)

*「さようなら原発1000万人アクション!」の創始者である鎌田慧氏の演説が

 パリ2区役所(住所:8 rue de la Banque 75002 Paris)で19時から22時まで行われます。

 大江健三郎氏も同時出席予定。 





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14日は大江健三郎氏も出席とのことで

この日、わたしも是非参加できたらいいな、と思っています。





去年震災後、Le Monde紙でノーベル文学賞受賞者でもある大江健三郎氏の

原子力に対する長いインタビューが1面全部を使い載っていて

とても興味深い、と、仏人の同僚が私に教えてくれたのを思い出しました。

タイトルは

" Nous sommes sous le regard des victimes "

Kenzaburô Ôé



直訳すると「私たちは被害者、犠牲者たちの視線の下に居る」



=「生き残っている私たちは、亡くなって天に召された被害者、犠牲者の方たちから

  今後どのような選択をするのか注意深く見られている。」

というようなメッセージ、皮肉も含めた意味とのこと。



そして

この「被害者」とは、今回の震災の被害者の意味もありますが

戦争で亡くなった「沢山の原爆の犠牲者たち」のことを大きく意味しているとのこと。

人間(私たち、日本人)は何度繰り返して学ぶのかというようなメッセージもあり、

そのタイトルの奥の深さに、とても大きく印象がのこっていた記事でした。



是非ご紹介したいのですが、

サイトではその記事(たしか3月17日だと思います)がまだみつからないので

現時点での関連記事をご参考に→



http://www.letemps.ch/Page/Uuid/17c73a4a-533a-11e0-9f8e-4f59ea656d4d/Kenzabur%C3%B4_%C3%94%C3%A9_Nous_sommes_sous_le_regard_des_victimes