Thursday 28 May 2009

ほほえましい満員メトロ☆

今朝、満員メトロ?に乗っていたとき、
ある怖そうなムッスィユーとマダムが大声で
喧嘩しながら乗り込んできました。

聞いていると、どうやらムッスィユーが乱暴な言葉で押してきたらしく、
それに対し、彼女が

「もっと親切な言葉でいえないのかしら!」

と怒って言うと、
それに対してムッスィユーは、

「ここは教会じゃないんだからね!」

と言い返したのです。
急に、それを聞いてマダムは吹き出し、笑い始め、、
車両のほかのお客も、みんな大笑いしたのでした。
怖いムッスィユーが急にかわいく見えた瞬間^^です。


ラテンの民族に対する印象は、みなさんよく、
なにも考えてなさそうでノーテンキと思われがちですが、
観察している私からすると、実は、かなり人生を深く考え、経験し、
熟知し、人生を豊かに過ごす方法としての
ジョークだったり、笑いだったり、、ラテンの文化のような
気もします。

ただでさえ、ストレスを持ちやすい人生で、
同じ時を過ごすのならば、
楽しく、そしてそれぞれの個性が生かされるような、
そんな時を過ごせたら、、
そういう人々の思い、哲学をよくこちらで感じとります。

どんな事件でも、どんな境遇にあっても、
パニックにならないで
楽しいところ、明るいところに注目する大事さ、
学んでいます。

Monday 25 May 2009

コンクール鑑賞!?

先日、クラシックのコンクール2次予選がリハ会場近くで
公開で行われていたので、練習合間に
一人分だけ(一人が数曲スタイルの違うものを演奏)でも聞いてみよう、と
どれどれ、とちょっと顔を出してきました。
すると、その日は歌の日で、
タイミングが良かったのか、
私の聞いた歌手は、大変素晴らしい演奏でした。

コンクール会場は、審査員が居る中、
やはり観客まで緊張感がただよい、
曲間に拍手はなく、
ただ単に審査員がこそこそ話し合う声と、
鉛筆の走る音しか聞こえず、
演奏者はすごく緊張するだろうな、という環境で、、
彼女は見事に歌い切りました。
それも、普通にうまく歌うことでも、大変な環境ですが、
オペラのアリアで、曲ごとに数々の役になりきり、
どんどん変身し、、
最初、私も緊張してどきどきして聞いていたものが、
どんどん彼女の演技に入り込み、、

最後は会場中の緊張はどこかへ飛んでいき、
コンクールではなく、
皆が作品にのめりこんだ、芸術鑑賞となったのです。
短時間でここまで会場を変える彼女はすごいです。
ブラボーの連続で、コンクールでこんなに
ブラボーを聞いたのは初めてでした。

すばらしいときを過ごさせてもらい、嬉しかった一日です。

Saturday 23 May 2009

続々 いろんな国いろんなひと 

今日、アフリカのコンゴ出身の方と、お話しをする機会があり、
よく聞いてみると、コンゴ(コンゴ民主共和国と、
コンゴ共和国があると思うのですが。。)も
まだ今でも戦争が沢山あり、彼はうんざりして、
しぶしぶ親を残しフランスに勉強、仕事に来て、
月々コンゴに仕送りをし、
それでご家族たちの生活がまかなわれている、、と、
笑顔で穏やかに、お話されていました。
。。でも、心はいつもご心配なさっていたのでは。。

チャドなどの国の戦争は聞いたことがありましたが、
まだまだ他の多くの国でも、沢山戦争が続いていることに、
自分の無知さを痛感いたしました。

文句をつけるほうが簡単な現代、
あって当たり前の物事が、実は奇跡のかたまりで、
とても稀有なことなのかもしれませんね。
そう思うと、感謝が溢れ出ます。
そんななか
恵まれた国の人が出来る事は、
精一杯、自分を生かしきることかな、、と、、

考えさせられました。

それもまた、大変厳しい道でもありますが、、

Monday 18 May 2009

続 いろんな国 いろんな人

昨日、ふとしたことから
ノルウェーからパリに絵の展示、勉強に来られている
中国人の画家、Visual Artistさんと出会って、
北欧でいつか何かできないか、というお話を一緒にしていた。
そのひとはノルウェーに20年ぐらい住んでいるらしい。
いろんな人が居るなァ。。。

そして、
その帰り、近所でインド人の笛(シャハナーイかムクヴィーナ)
参考にこのサイトなど)と太鼓のかっこいいモダンなセッションをしていた。
伝統的なインド音楽は聴いたことがあるが、
インドの楽器で、しかも吹いてる音は1,2音で
(フルートより音数がずいぶん少ないのでは??)、、
あそこまで盛り上げることができるとは。。。
ジャズの理論を一生懸命やって音数を並べても勝てない何かがある。。
理論を越えた、音の力かな。

またまた、いろんな人が居るなァ。。

Sunday 10 May 2009

いろんな国、いろんなひと。世界は大きいかな?小さいかな??

日曜、友人のダンサー・インバルInbalから
急遽、呼び出しがかかった。
イスラエルからパリに来ていたらしい。。
その日の夜中にまた帰るという。


数年前、彼女とパリで共演し、その後彼女は
イスラエルへ戻り、自分のカンパニーなどをつくり、
私もイスラエルに呼んでもらい(右下の写真もその時のものです☆)、
一緒に演奏したり
(あの時の仲間の一人は今ニューヨークでダンサーをしているらしい!)、
実験したり、議論したり、、
合間にイスラエルのいろんな面を見せてもらい、
感動し、びっくりし、ショックを受け、笑い合い、楽しんだ
とても貴重な経験だった。


彼女と直接話すのは何年ぶりかな。
アメリカ人のサラSarahちゃんの家で集合した。

パティシエ(お菓子職人)でもあるサラちゃんは、
前日、朝4-12時までお菓子屋さんでお菓子を作り、そのあとまた、
家で、友人の空間アート?の展示のために、
また3000個のカップケーキを焼いて、
へとへとになっていた。

彼女は、家をインド人、香港人、とシェアしていて、、
そこに、イスラエル人、私、日本人が入り、、。
おもしろい。
長年いろんな国の人とシェアしている彼女は、、
「問題は出るだろうけど、大丈夫、解決するわよ。」
と、言っていた。。すごい。
ほんと、いろんな発見のある生活だろう。。


最後に、インバルの振り付けした作品(イスラエルの一番大きな
国際フェステイバルでの!)のDVDを見せてもらい、
よく練られた素敵な作品で、音楽も衣装も素晴らしかった。
会わない間も、彼女は頑張っていたらしい。。


数年あっていなかったけど、
会ってみると昨日会ってたひとのようで、、
この感覚、とても嬉しい。

離れているけど、彼女の幸運を祈って!


*ちなみに、カップケーキは来場者が食べれるらしいです☆
 パリ8大学 Hall d'entree(Metro St Denis Universite)で13日まで。

リハ帰りのお散歩で。。Apres la repetition pour respirer..

いま、パリは日も長くなり、20時に終わって外に出ても、
まだ明るく、気持ちよいので、
ひさしぶりにゆっくりお散歩をしてみました。
練習会場近辺に、ちょうどノートルダム寺院があるので、
そこまでの間に、携帯で写真をとってみました!
ヨーロッパの冬は、耐えられないぐらい天気も気分も暗くなりますが、
これからの季節は、空も澄み切って、
花たちも綺麗だし、、最高です。

1枚目は、練習会場の休憩用ベンチ。行き詰ったらここで。。
2枚目(左)は、ノートルダムの横の公園から撮ったノートルダム。
3枚目は、ノートルダムの偉大な前面。

普段、忙しいとつい、合理的に長年同じ道ばかりの行き来となり、
他のものの存在を忘れがちですが、、
一足のばすと、こんなものが、あったのか!と、、。

今まで、損していたな。。と思いました!
疲れていたり忙しくても、こういう"時"は持ちたいものです。





サーカス&ダンスの金井圭介氏日本へ完全帰国のお別れ激励会!

先日、サーカス&ダンスで活躍の金井氏
(右下のリンクに彼のブログがあります)が、
とうとう日本へ帰国することになり、
お別れ激励会に参加してきました!

また友人が帰国してしまうのは、さみしくなりますが、
これから、才能のある金井氏、どんどん日本でもご活躍されることと思います。
金井くん、るみさん、
いろいろとどうもありがとう。
応援しています☆


左上に金井氏他、ジャングラーや、演劇、パティシエの仲間の方たちと。。